三穂地区について

三穂地区は長野県飯田市の中西部に位置する農村地帯で、伊豆木・立石・下瀬の三つの地区に分かれています。
田園風景が形作る豊かな自然景観と、長い歴史が紡ぎ出した文化は他の地域にはないものばかりです。

伊豆木

伊豆木にはかつての旗本屋敷であった重要文化財 旧小笠原家書院があり、鯖寿司などの小笠原家の伝統文化や祭事が今の時代まで受け継がれています。

立石

立石地区は、立石寺と日枝神社を核に広がる 100戸ほどの集落です。集落の中心には寺社があり、それぞれの参道が地区の中心から延びています。地区内には、条里制の名残ある田の配置が見受けられ、夫婦杉が地区のシンボルとなります。また、市田柿の前身である「立石柿」の産地であり、狭い土地ではありますが稲作も行われています。人々の生活は、立石寺と日枝神社と密接な関係を保つことで成り立っています。農村風景、里山風景を色濃く残している地区です。

下瀬

下瀬地区は果樹畑が広がる丘陵地帯です。国道沿いに形成された「下」とその上に広がる「原」の2つのエリアから成り、原からは天龍川を一望する写真のような風景を見ることができます。